2022年9月 8日 (木)

重陽の日

今日9月9日は5節句のしんがり「重陽の日」すぐ見つかった作品を

飾りました。菊見をテーマにした江戸チリでタペストリー。ゆかしい男女は

顔を隠しています。菊かがりの手まり、押絵の巾着、菊茲童をアレンジした

水引き細工の取り合わせです。

Photo_20220908170601

この日は、父の誕生日。今も大事にしている本を出してきました。

70年も前になるでしょう。昭和の20年代まだ「男の子は男の子らしく」が

当たり前だったころ、人形作りに夢中だった私の為に父がどこかで見つけた本を

買って来てくれました。ささやかなモノづくりが、お蔭で今も老いの無聊の日々の

力になっていることに思いをいたす日になっています。

Photo_20220908172201

 

2022年8月24日 (水)

地蔵盆

8月24日は地蔵盆。戦後昭和20年代私の小学校の頃が

地蔵盆が一番盛んだったのではないだろうか。

戦災を免れた阿倍野の大概の長屋では、「ろーじ」という向かい合った建物の中ごろに

お地蔵さんの祠があった。お盆にはお地蔵さんが薄暗い祠から出されきれいに洗われる。

そして新調の前掛けがかけられ大きな床几の祭壇が設えられる。

祭壇には菓子、果物や近隣の市場や商店からの寄付のお供えなどが

盛大に飾られ日頃ひもじい子供たちはワクワクしている。

天王寺の阪和商店街から仕入れたくじ付きの「当てもん」がワクワク感を

一層高める。お供えの中には料理自慢のおばちゃんが黒豆入りのおこわを

炊き上げ、火打箱という蓋つきの小さなお重に詰められ、後おさがりで配られる。

お飾りと並行して近所の男衆で盆踊りの櫓が建てられる、櫓と言っても四本柱にチョット

支えが付いた程度であるが、天井には子供の名の入った提灯がつられ、この1年に生まれた子供のは

まっさらのピカピカですぐわかる。

夜になると提灯に灯が入り盆踊りが始まる。

女の子はリップルの浴衣に着替えちょっと薄化粧の子もいる。

音頭取りが太鼓をたたき参加者が歌いながら踊る。

今でも歌えるがご詠歌のような悠長な歌である。

  トテテラ チンチン トッテラ チン

  チンテン ホイトコ ヒトハトコ

  ホラ ヨヨイト サッサ

  かんてき割った すり鉢割った

  怒られた

他にも歌詞があったような気もするが出てこない。

その後マイクやレコードが加わって炭坑節や江州音頭も加わり

年々派手になって行った。そして下駄を蹴とばすような振りの

河内音頭が加わるようになったのが最盛期で、長屋も新建材で

2階建てにリニューアルされお地蔵さんをお守りする年寄りもいなくなった。

成世昌平の民謡集に「堀江盆踊り唄」というのがあり聴いてみると

共通するところもあったが、やはり堀江という色街の歌ゆえか微妙に

違っていた。

その頃の私は盆踊りの輪に入り内心ええかっこつけたいと思いながら

ランニングと半ズボンでじっと眺めているだけのあかんたれであった。

 

 

2022年7月 7日 (木)

居酒屋飯

一人の夕飯でも丁寧にをモットーにしています。

チビチビと良い酒を飲みながら、長年集めた食器を

吟味して楽しんでいます。

何時もはレンチンが多いのですが、今日は時間と手間が

かかっています。

春慶塗の盆は堂島にあった「ぎゃるり里芸流(リゲル)」で

買ったものですが、オーナーには作品を置いていただいたり

お世話になりました。懐かしい思い出です。

Photo_20220707210101

2022年6月30日 (木)

模様替え

明日から7月。猛暑に負けじと頑張って

壁面を替えました。

タペストリーのバティックは、まだセイロンと

言ってた頃の友人のお土産を琉球絣で上下挟んで

仕立てました。

額は友人足立真知子さんの作品「朱夏」。

ちなみに「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」と

続きます。

Photo_20220630210001

2022年5月31日 (火)

帰ってきた昔作った姉様

懇意の古書店が今や本の動きより郷土玩具の動きが良くなったと聞いたのは

大分前のこと。ついこの前「姉様のコレクション」が行李一杯入ったと聞いて

大いに心が動いた。しかし値段の方が年金生活者にはとてもじゃない金額であった。

ところがそのコレクションを手放した方が存じあげている方だったことが偶然分かり

一大決心して購入した。店のご夫婦が届けて下さりワクワク開梱していくと

なんと22年前に私が依頼されてお納めした自作が帰ってきた。

保存状態も大変よく暫し感慨にふけった。他にも憧れの作家の作品や大好きな

小倉の遊金姉様、鳥取のきびがら姉様をはじめ初見の作品もありここ数日

楽しく過ごしている

Photo_20220531204601

Photo_20220531204501

 

2022年5月10日 (火)

姉様コレクション

懇意にしている古書店さんがこの頃は郷土玩具の

売れ行きが良く力を入れているとお聞ききしていました。

最近仕入れされた大コレクションの一部に行李一杯の

姉様があるとお聞きして、何とか手に入れたいと思いましたが

如何せん経済力が追っつきません。

偶然手放された方がどなたかと判りきっと筋のいいコレクション

ということが想像され一層欲しいという気持ちが募っています。

私も自分のコレクションを城崎の「西村屋」さんの展示室の

一画にささやかな全国の姉様を飾って頂いているほどです。

無理して購入しても重複があるのは自明ですので、色々と

迷っています。もうほとんどが廃絶しているのでこのコレクションの

散逸が惜しまれます。どなたか同好の士でシェアしませんか。

 

 

 

 

2022年5月 4日 (水)

愛宕さんのお札

愛宕さんの火の用心のお札をやっと新しく出来ました。

現金封筒でお送りして頂けるのですが何となく躊躇していたのです。

足の衰えで天保山がやっとというところなので、京都の友人に代参して頂きました。

大分前になるのですが茶瓶の底に塗りの茶瓶敷が吸い付いて、知らずに火にかけて

何時も磨いていた茶瓶をメッキしてしまったのです。

年を重ねてうっかりの戒めです。

1_20220504213701

2_20220504213701

2022年4月23日 (土)

五月の設え

高いところへの上がり下がりが心もとなくなったのですが

頑張って季節の設えを端午をテーマに入れ替えしました。

Photo_20220423195301

はまぐりの兜。

2_20220423195501

3_20220423195701

4_20220423195701

何故5月?左の木版は懐かしい神戸の「えびら飴」

源氏の若武者梶原源太が生田の合戦に、えびらに一枝の梅を入れて

奮戦したこと「えびらの梅」に由来しています。

5

 

 

2022年4月 4日 (月)

模様替え

季節の変わり目。昨日からボツボツ雛人形を片付け。

先ずリビングの額を入れ替えました。

布士さんに頂いた水上勉さんの「花不語」

水上さんは布士さんの鄙人形のファンでした。

「吉野山」のサムホールは叔母の作品。

並べて、花は語らず自ずから成蹊です。

Photo_20220404202601

 

2022年3月17日 (木)

100年名家 堺・高林家住宅

先週と今週水曜日PM 10時から標記の放映がありました。

2000年に定年を迎え、翌日から「麻の葉工房」を開設し

運よく奈良の山口信子様のご紹介で世界文化社から「空き箱の

布の飾り箱」を出版することができました。

その撮影をさせて頂いたのが高林家住宅でした。

22年前になりますがその頃の当主が大丸在職時の上司という

ご縁でした。

高林様には可愛がっていただき、民芸趣味の先達で小鹿田の飛び鉋を

教えていただいたり鹿児島出張の折には佐土原人形を探しに行ったり

懐かしい思い出がよみがえります。

特に奥様から半端な数ではない遺品の帽子を頂き、お洒落なKOボーイの足元に

及びませんが、お陰様で真似事を今もしています。

Photo_20220317210501

«見立て雛

最近のトラックバック

無料ブログはココログ